あまのじゃくのきまぐれ

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問題作『アニメ版 星のカービィ』をおすすめしてみる

アニメ版の『カービィ』を記事にしたいと思う。

この2作品はぼくが小学生くらいの時からよく見ていて、23歳となった今でも発作的に見たくなる不思議な魔力を持ったアニメである。ネット上では伝説的アニメとして挙げられる作品であるが、それは一見子供向けに作られたものであるものの、ブラックユーモアもたっぷりと詰め込まれているし、単純にアニメの完成度が高かったためにそう呼ばれているのであろう。

ではさっそく、紹介していこう。

 

アニメ版 星のカービィ
 
任天堂を代表するゲームキャラクターであるカービィ。アニメ版は2001年から2003年まで、土曜7時30分から地上波で放送されていた。
 

星のカービィ 3rdシリーズ Vol.20 (通巻34巻) [VHS]

基本的なストーリーはシンプルである。プププランドの大王デデデは悪だくみやカービィ退治のためにホーリーナイトメア社から魔獣を購入するのであるが、星の戦士カービィがコピー能力を使い、魔獣を退治していくという1話完結型で進行していく。宇宙征服をもくろむホーリーナイトメア社の野望阻止のために星のカービィが誕生したという壮大な設定があるのではあるが、基本的には平和なプププランドが舞台である。
 
ここまで聞くと子供向けと思われるかも知れないが、実は現実世界を風刺した社会派アニメ的な話も多くある。一言でいえば、毒のあるアニメである。
軽く例を挙げればデデデが森林を切り開きゴルフ場をつくる話やゴミの不法投棄の話、プププランドで産業革命が起きる話などがあり、プププランドの住民がアニメをつくる話ではアニメーターのリアルを皮肉ったこともあった。(さらにいえば、デデデがオタクにアニメの製作を依頼する話もあった。)
 
 
ゲーム版には出てこなかったエスカルゴンやフームといったオリジナルキャラクターが主要キャラクターの大半を占めていて、カービィのライバルであるデデデもゲームとはかけ離れた鬼畜な性格で描かれているために、今でこそカルト的な人気があるが当時はアニメ版のアンチも相当数いたらしい。
 まあそれもある意味じゃ頷ける話で、アニメ版はゲームの世界観をもひっくり返すくらいの過激な内容を含んでいるし、当時の一部のカービィファンにとってはアニメ版の内容は受け入れがたいものであることは容易に想像がつく。
 
アニメ版カービィで使われていたBGMなどはゲーム版カービィに逆輸入されたことでアニメ版とゲーム版の世界観が接近したことやアニメとしての質の良さを再評価されたこともあり、今ではカオスアニメとして語られている。アニメDVDなどは販売が芳しくなかったこともあり半数以上がDVD化されていないし、DVD化されているものでもかなりの高値で取引されているため、本当はいけないだろうがユーチューブで視聴するのが良いだろう。
なお任天堂の株主総会では2年連続でアニメ版カービィのネット配信を希望する声があったらしい。
 
 
最近、またカービィを見直しているが、台詞の一言一言にエッジが効いていて、やっぱり面白い。実に迷言の多いアニメであり、1話には誰かしらが必ず迷言を口にしているといってもよい。特に迷言製造機と化しているのはデデデ大王である。
『国家ぐるみの場合は犯罪にならんゾイ』だの黙れ!我が国は飽く迄独裁国!悪の枢軸ゾイ』だの『環境破壊は楽しいゾイ』とか言っている。
このあたりは、ユーチューブとかニコ動に星のカービィ名言集としてまとめられている。
 

 

パロディも多く、明らかに「ハリーポッター」が元ネタになっている話もある。

 ちなみにこのアニメ、和製サウスパークと言われることもあるらしい。

 

記事を書くのに飽きたからここでこの記事を終わりにするが、暇な時に見てみると面白いと思われる。